区画整理事業地内の土地は売買できますか？

はい、結論からいいますと可能です。

　　　まず区画整理の工事が行われると、従前地の区画形状はなくなって
　　　しまいます。ですが、従前地の形がなくなったからといって、その
　　　権利がなくなるわけでは、ありません。
　　　なので、売買をすることは可能です。
　　　
　　　この場合、実際に従前地に対して仮換地が指定されているので、
　　　仮換地の状態（面積・形状）に着目して取引します。

　　　換地処分が行われて換地の新たな登記がされるまでは、登記上の記載は
　　　従前地の状況のままで、仮換地の状況を表してはいません。
　　　面積は減歩前の面積であり、換地として与えられる面積よりは大きいの
　　　で、登記簿上の面積と異なります。

　　　上記のように区画整理事業地内の土地の物的状況については、登記簿の
　　　記載はあてになりませんので、仮換地指定証明書により実際に使用できる
　　　仮換地の状況を確認する必要があります。

　　　いずれにしても、後から、清算金を払うことが多いので、売主・買主の
　　　どちらが負担するかを明確にして、清算金が決まっているか等を確認
　　　する必要があります。